Netflixで「SUITS シーズン6」まで観終わった感想

Netflixの感想

ようやく終わりました。

長かった。全75話くらいでしょうか。
シーズン6最後は結構ハッピーエンドという感じで、めでたしめでたし。

シーズン7もあるようですが、まだNetflixにはアップされていないので、しばらくはSUITSと離れることになりそうです。
寂しくはありますが、凄腕の時間泥棒とようやく距離を置くことができたとも言えます。

一応の区切りということで全体を通じた感想を書いておこうと思います。

ハーヴィーという魅力的な人物

SUITSというのは非常に面白いストーリーを持っていますが、この人物がいなければシーズン6まで観られたかは分かりません。

もちろんストーリーとキャラクターは表裏一体というか、一心同体のものですが、個人的に非常にお気に入りのキャラクターになりました。

ハーヴィーはNY一番の弁護士として、非常に優秀な能力を持っている人間です。
特に交渉はピカイチ。
シーズン1の頃は、彼は「最高クラスに優秀で、自分に自信があるタイプだな」という見方をする視聴者も多いのではないかと思います。
要はスーパーマンみたいなイメージですね。
イケメンですし。

しかし、シーズン6まで見るとその評価を維持する人はおそらくあまりいません。
結論としては「最高クラスに優秀だが、人並みの悩みがあり、弱く、内向的ですらある。しかし、義に厚く、情も深い好人物」という評価を下せそうです。


弁護士としての仕事では圧倒的な手腕を見せますが、実はそれ以外ではあまりうまく行かないこともしばしば。
過去のある出来事から他人に本当の意味で向き合えない。辛い時にそれを他人に打ち明けられない。それは大切な人や仲間に対しても例外ではなく、様々な衝突を生んでしまうが、それでも有事には彼らを守るためにどんな犠牲も厭わない。

シーズン1~6の長い尺を使ったからこそのキャラクター描写と言えば、それまでですが、非常に人間臭く、感情移入できるキャラクターになったと言えます。
シーズン1の頃より間違いなくシーズン6のハーヴィーが好きですね。
人間的に間違いなくmatureになっていますし。

シーズン7でまたどんな進化を見せてくれるのか非常に楽しみです。

「最小限で、無難で、普通だと信じる行動」

以前ロバート・マッキー氏の著作の感想を書いたときに

「ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則」を読んだ感想 ~前編~

の中で

何かしようと、したいと思った時に我々の多くは、
「こういう状況で、この最小限で無難な行動を起こせば、わたしがしたいことに対して一歩踏み出せるように、世界は反応するだろう」
と考えて、実際に行動をする

と書きましたが、SUITSについてもまさにこの原則に従って、物語が進められていたように思います。

誰も自分の行動が本当に悪い結果を生むとは思っていなくて、何かしら自分の目的が達成されることを期待して生きている。しかし、世界はそんなにうまくは回らず、期待と違った現実と衝突することになり、物語が生まれる。
といった構造は容易に見て取れました。

上記著作を読んだ後にドラマをがっつり観るのは初めてだったので、その意味では分析の良い経験になったと思います。

あと、この原則というのは雑に言えば、「世の中、誰も悪気があって行動しているわけじゃない」と言い換えられるわけで、そう考えると登場人物のあれやこれやの行動も心穏やかに眺めることができました。
普通にドラマを見ていると「なんだあいつ、あんなことして」などと腹を立てそうになることもありますが、今回は「まあでもあの人も悪気があるわけじゃない。そうしていい結果を生むと信じているんだもんね」と優しく観ることができたのはよかったです。

シーズン途中のルイス・リットには精神力を総動員させて優しく観る必要がありましたが。

全体を通じて

まだ観たことがない人には結構おすすめですね。(勧めてくれた家族には感謝しています)

かなりの可処分時間を犠牲にすることになりますが、その分刺激も多いです。
法律についての興味関心も醸成されるような内容ですし。

また、単純に主人公マイクとハーヴィーの熱いコンビは観ていて気持ちがいいですし、激しい法律争訟の場や、揺れる荒れる人間模様など、基本的にドキドキしながら観られる作品です。

シーズン1の1話の秀逸な導入を観て、もし「面白い!」と思ったら、ぜひシーズン6まで駆け抜けてください!

 

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