「新約 とある魔術の禁書目録 (22)」を読んだ感想です

ライトノベル

本作536頁とだいぶ長いのと私は一方通行のファンなので、彼の活躍を中心に追うことにします。※ネタバレありです。

前巻の終わり

アレイスターがコロンゾンに乗っ取られた我が娘ローラを救おうとして、苦心の末成功
が、実際にはローラなどという人物はもともと存在せず、ローラはコロンゾンが作り上げた肉体ただの器に過ぎなかった。結果、失敗。というか、コロンゾンの手のひらでアレイスターは踊らされていたことが判明。
コロンゾンに刺されて心身ともに重傷を負ったアレイスター。
上条は高笑いするコロンゾンにブチ切れる。
というのが前回の幕の引き方でした。

ちなみに一方通行がクリファパズル545との絆をさらに強固にしたのも前巻でしたね。
クリファパズル545とは対アレイスター用にローラ(コロンゾン)が用意した人造悪魔で、現在は魔術の知識面でのアドバイザーとして一方通行と契約している存在です。
魔術全く知らないのにその頭脳を以て、魔術の法則を応用し相棒の悪魔を救う一方通行さんマジかっこよかった。そりゃあクリファパズル545も彼に心酔しますよね。
どこまで成長するんだ、学園都市の第一位は…。

今回のあらすじ

大悪魔コロンゾンがその本性を現した。アレイスターは凶刃に倒れ、もはや世界の行方は誰にも分からない。上条当麻と一方通行は対抗するため立ち向かうが……。
 スコットランドを中心とした世界崩壊が迫るとき、美琴や食蜂が見た激突の結末は意外なもので――!!
 一方、全てを掌握するコロンゾンにも読みきれない誤算があった。
 浜面仕上。目の前で消えた滝壺を救うため、正真正銘の『無能力者』にして予測不能のトリックスターが動き出す。
 世界の運命は、三人の主人公に委ねられた。『新約』の全てが交差する時、最大の決戦が始まる!!

この”世界最大の決戦”の中で、
一方通行さん大活躍。
ファンとしてはとても嬉しい。
今回は全6章の仕立てなので、それに乗っかって彼の活躍を中心に振り返ります。

序章

上条さん死亡。
ブチ切れてコロンゾンに幻想殺しを振りかざして行ったのはよかったのですが、


「イシス、オシリス、そしてホルス。あらゆる時代の先にいるこの私が、この程度で砕かれると思うたか…?」


ということで相手にならなかったようです。
「世界の基準点」たる幻想殺しでさえどうしようもない相手。
アレイスターが敵わないのも頷けます。
結果、上条当麻は粉々に破壊された。

第1章

上条さんが破壊された場所には御坂美琴や食蜂操祈もいたのですが、
彼女たちも動転してしまいます。何せ想い人が
ぐちゃぐちゃの塊。
どこが頭か足かもわからない状態です。そこに


「命さえ残っていればやり直せる。」


瀕死のアレイスターが上条さんに回復魔術を施します。なお、魔術を阻害する右腕はA.A.Aのチェーンソーであらかじめ切断するという荒療治っぷり。ぐちゃぐちゃの塊なのにどこが右腕部分かよくわかったな…。
ひとまず主人公は一命をとりとめますが、目の前には史上最悪の敵コロンゾン。
絶望する彼女たちの前に


「…よォ」

という挨拶と共にコロンゾンを飛び蹴りで吹っ飛ばして登場したのが一方通行。
かっこいい…。


「こっちは極めに極めてアシを止めたオマエとは違う、こっからいくらでも吸収して伸びていく途上の存在だってなァ!!」


まだ「俺はまだ成長期」とかいうとんでも宣言に吹き出しました。
確かにそうですけど笑。
事実、クリファパズル545からの知識供給も相まって、あのコロンゾンが舌打ちする程度には互角の戦いを繰り広げます。しかし、


「自らが与えたダメージ量を測るために打撃の反動を受け入れたるのは失敗だったな、人の域にある者よ」


一歩及ばずダメージを負ってしまいます。彼女の攻撃により、胸のあたりに違和感が…。
幸い、コロンゾンは追撃して来ず、その目的を果たすためにその場を立ち去り、一方通行もその去り際の言葉をヒントに行動を開始します。


ちなみに上条さんたちは一方通行vsコロンゾンの戦いの余波の中、安全な場所に避難していたようです笑。
第1章はダイアン=フォーチュンを救いたい浜面がコロンゾンに合流し、その手駒になる場面で終わります。

第2章

粉々に破壊された上条さんも右腕がすっぱりなくなったことを除けば容体が安定したようで、オティヌスと今後のことを話しています。右腕がなくなった以上、ただの高校生ですが、それでもコロンゾンと戦う意志は変わらないようです。


「総力戦だ。」

一方、コロンゾンと合流した浜面は手駒として試練を課されていました。
詳細は省きますが、コロンゾンが臨む儀式に必要な物資の運搬です。
その重要ミッション途上、彼女を追ってきた一方通行と電車で出くわしてしまいます。
出会い頭戦闘になりますが、無能力者が超能力者第一位に敵うはずもなく、万事休すかと思われたその時に

「やっほーい⭐︎」

魔神の一人、ネフテュスが浜面を救います。
一方通行vsネフテュス。
魔術を極めに極めた、人ならざる存在に挑む一方通行。不利は百も承知です。


「…俺は勝手にやる。魔術とやらについては足りねェことばっかりだ。だから必要だと思った事はオマエが全部補え」


これはあの一方通行のセリフなのか…!正直、ここは読んでいて感慨深かったです。
背中を預けると言われたクリファパズルも


「りょーかいです☆ にひ」


いいコンビです。が、この戦闘はあっけなく終わります。
ネフテュスはその涙の魔術でクリファパズルの魔力をブーストし、隣にいた一方通行はモロにその力を受けてしまいます。大ダメージを負い、錐揉みしながら電車から落下していく一方通行。

クリファパズルはすぐさま電車を飛び出し、倒れた一方通行にすがりつきます。
背中を預けてくれた一方通行の期待を裏切った。その無力感にさめざめと泣く彼女に


「最初っからパーフェクトに事が進む訳ねェんだ。ーこンな結果に脅えていちいち萎縮するンじゃねェぞ」


立派だよ、最高の上司だよ…!と読んでいて思いました。
ただ、彼女を激励しつつ、内心は少し葛藤しているのも個人的にはぐっときました。
「上条当麻ならこういう場面で誰かの涙を止める、これをもっとうまく出来るのだろう」と。
しかし、これもやはりクリファパズル545を大事に思っているからこその発想でしょうし、お互いを大切にしている、とてもいいコンビだなと思いました。
そして、早速立ち上がり敗北の理由を分析しつつ、改めて魔術という未知の力への挑戦が始まります。

なお、ネフテュスが襲いかかってきたのには一方通行のコロンゾン戦以来の胸の違和感を取り除く目的もあったみたいですね。気まぐれな魔神は誰かの味方、という訳でも内容です。

その後、場面は
・娘々vsコロンゾン勃発。
・上条さん、失くなった右腕部分から中身が出そうになるも、食蜂操祈の心理操作によって、右腕は既に”再生しているもの”と誤認し、中身はおさまる。(中身は赤黒い謎の三角面の集合体で、奥で正体不明の影が泳いでいた。なお、今のまま中身が出てくると上条当麻というガワが吹き飛ぶらしい。)
・滝壺とアンナ=シュプレンゲルという魔術師が邂逅。
と変遷して、第3章に移ります。

第3章

インデックスが上条さんたちに合流。
久々に頭に噛み付くノリからスタートです。さすがヒロインの存在感。


浜面は魔神・娘々戦を終えてきたコロンゾンと合流し、彼女の目的とする儀式、その会場として選んだクイーンブリタニア号に乗り込みます。
この船が物語の進行中の今日この日の正午に海のある一点に辿りついてしまえば、儀式の効果は発動するとのこと。
一方通行とクリファパズル545もこの船がコロンゾンの本拠と見込み、突入の算段をつけます。


そうしている間にもコロンゾンは先ほどの娘々戦で負った傷の治療を終え、いよいよ儀式の準備に取り掛かります。
浜面は浜面で、もともとダイアン=フォーチュンを救うために彼女に合流したため、その意を組んだコロンゾンは合わせてそのための魔術も浜面に教えます。


なお、コロンゾンの儀式とは全てを分解する。
簡単に言えば、これは世界を滅ぼすことで、70億人の人類が互いに滅ぼしあう状態を作り出す、というのが儀式の目的になります。
浜面は「ダイアンは助けてやる。でも世界は滅ぼすよ?」という悪魔と行動を共にしているわけです。

場面は変わり、上条さんたちの所へ。
陣営の面々が集まって出された結論は、アレイスターの娘リリスがコロンゾンの天敵であるというものでした。
コロンゾンの目論見を阻止するためにはリリスを消費する必要がある。
その事実にアレイスターは耐えられず、頑として拒否しますが、「それなら」と上条さんが立ち上がります。


「リリスを使わなくてもコロンゾンを倒せるって証明するぞ!!」


直後、リリスが天敵であることに気づいているコロンゾンが襲撃してきます。
そうして、すったもんだの末、上条さん右腕を取り戻します。
アレイスターの荒療治の際に切断した右腕を食蜂操祈がカバンの中に保存していて、それを放り出した瞬間、上条さんの右腕の切断部とバッチリ接合したのです。
まあもう驚きませんよね…。前にもそういうことありましたよ。
ともあれ、無事主人公復活という形で、いよいよ最終決戦の第4章に向かっていきます。

第4章

午前十一時。世界の命運を決める海戦が始まりました。
もはや戦いの構造はコロンゾンvs世界であって、字面の不釣り合いがすごいですが、当のコロンゾンは迎撃の準備は万端と言ったところ。
事実、神殿と化したクイーンブリタニア号からは光の雨のような攻撃が絶え間なく降り注ぎ、コロンゾンの敵対勢力の乗船を阻んでいます。
それを打開するのは、

「…始めンぞ、クリファパズル545」


未だ成長期の一方通行です。
クリファパズル545の現界している仕組みを利用して、辺り一面にある氷を巻き上げて圧倒的な威力を持つ大竜巻を作り出し、それを船にぶつけることで味方の乗船の隙を作る作戦。
これは無事うまく行き、上条さんたちは乗船に成功しました。
それを見届けるや否や、クリファパズル545から大竜巻の制御権を借り、さらに派手に船を揺さぶりにかかったのは何故なんだ…。案の定船の上で上条さんたちは振り落とされそうになります。

場面は少し変わり、船内で浜面と滝壺が合流。
詳細は省きますが、滝壺は滝壺でアンナ=シュプレンゲルの助力(?)のもと、ここまでたどり着いたようです。
そしてすったもんだの末(浜面死にかけて)、ダイアン=フォーチュンが復活します。

そうしている間にも一方通行vsネフテュス第二回戦が勃発します。
戦闘狂は船の上まで追ってきたのです。先の第一回戦で一方通行の胸のつかえを取り除いたのは善意とかではなく、単に全力で学園都市の第一位という存在と戦うためだったようです。


「ああ、楽しい、楽しい、ほんとにたのっしい!!」


無邪気すぎる…。一方通行は第一回戦で敗北した涙の魔術には対策を用意しており、順当な成長ぶりを見せますが、依然ネフテュス優位な模様。
というのも、体の一部がたとえ劇的に欠けようが、戦闘に支障なし。その上何食わぬ顔で再生するというチート持ちで、滅法の持久戦型。
そうして一方通行が決定打を繰り出す一瞬の隙に涙の魔術、対象の魔力をブーストする魔術が再び決まってしまいます。
その対象も第一回戦と同じくクリファパズル545。
当然の帰結として、前回と同じく一方通行は魔力をまともに食らい、瀕死になってしまうのか。
その時、クリファパズルの心の内にあるのは後悔と悲哀でした。
「萎縮」していなければもっと一方通行の役に立てたのか、最後にせめて悪魔である自分の存在を認めてくれた、必要としてくれた主人を絶対に守りたい。
それだけを思って、ブーストされた全魔力を自殺するためにコントロールしようとします。
そこに現れたのが、これは正直予想外の人物でした。


「おっとお嬢ちゃん。くだらん自己犠牲に走る前にもうちょい選択肢を見直してみたらどうかな。」

ミサカネットワークの総体です。
一方通行の脳を通じてクリファパズルに話しかけてきます。
その動機は要は「魔神の掌で踊らされている一方通行を見るのが嫌」なので力を貸す、というものでした。そして、ネフテュスにブーストされたクリファパズルの魔力をミサカの演算能力で最適化して一方通行に流し込む、という胸が熱くなる目論見を告げます。
その目論見のために総体は一時的にミサカネットワークの操作権限をクリファパズルに委任します。
結果、魔術界における既存の第一の樹、第二の樹に並ぶ、第三の樹(ミサカネットワーク)の管理者として『深淵』の叡智を獲得し、これを一方通行のために使うことに成功します。


「表層にへばりつくくそったれの「魔神」風情が!! 「深淵」を超えたご主人様に敵うだなんて、思うなぁ!!!!!!」

終ぞアレイスターも成し遂げなかった「深淵」の横断を成し遂げる第一位。
この時点でクリファパズル545は真に一方通行の魔術のアドバイザーとしての地位を完全に確立し、魔神と戦う上で必要な叡智は全て彼女が与えることを宣言します。
今度こそ「萎縮」せず、パートナー、戦友として一方通行に寄り添うクリファパズル545。
当然の帰結として、超能力者である一方通行は魔術の副作用を受け、内出血を起こしてしまいます。ですが、一方通行は笑って言いました。

「それで良い」

対するネフテュスは「マズイことになった」と呟きます。
一方通行の実力は完全に魔神に対して優位に立っていました。

「死ぬほど泣き喚いて帳尻合わせやがれ、クソ野郎が」

ネフテュスを蹂躙します。

場面は移り、遂にアレイスターvsコロンゾンの最終決戦が始まります。
お互い秘術を尽くしての戦いは熾烈を極めますが、アレイスターは一歩及びません。
というのも、コロンゾンには現在実体がある。実体がある悪魔、というのはそれだけで過去に類を見ない強力な存在であり、物語の冒頭幻想殺しが効かなかったのもそれが理由のようです。
アレイスター渾身の術もコロンゾンの前に無効化され、絶望する一行。
そこに

「とっとと本番始めるぞ」
「了解でっす。にひ☆」

一方通行とクリファパズル545のコンビが炸裂します。
ネフテュスと決着をつけたあと、魔神戦は前座だったと言わんばかりに次のターゲット、コロンゾンに狙いを定めていたようです。
新たに定義した第三の樹、その案内人クリファパズル545は一方通行に「深淵」を超えさせ、同時に彼の背中からは透き通るような青みがかったプラチナの翼が飛び出します。
この銀河の果てまで揺るがすような巨大な力を以てして、コロンゾンの実体を引き剥がすことに成功します。
そんなまどろっこしいことせずに、そのままコロンゾンすり潰せそうなくらいの力であるような…。とどめの見せ場はあの人に取っておく、ってことですね。

「見せてみろよコロンゾン、剥き出しのオマエってヤツを!!」

かくして実体を失ったコロンゾン。もはや大悪魔とは呼べない存在となりました。
ここで登場するのがやはり主人公ですよね。
上条当麻がようやくコロンゾンの前に姿を現します。
最後は異能を砕く必殺の拳と世界最強クラスの魔術とが正面衝突。
かと思いきや、コロンゾンは上条さんの隣にいた御坂美琴のA.A.A.を操作し、彼の右腕を切り落とします。
直後、あの得体の知れない赤黒い三角面の集合体が切断面から再び姿を現します。

「だめっだ、もう飛び出す……。」

その三角面の集合体から遂に複数の何かが飛び出し、その群れが爆音と共に閃光を放ち、結果クイーンブリタニア号を真っ二つにしました。

この場面で第4章は終わり、最終章に移ります。
上条さん、幻想殺しの中身は想像以上におぞましいもののようです。赤黒い魚卵のよう、と形容されていますが、なかなかに忌避感を覚える見た目ですよね。
ともあれ、遂にコロンゾンが倒れ、戦いが集結しました。

最終章

瀕死のアレイスターの元に影が忍び寄ります。

「やあ、アレイスター。わらわの顔はまだ見えますか?」

アンナ=シュプレンゲルです。「黄金」の本流である「薔薇十字」の人間のようです。
どうにも発言からしてアレイスターに敵対する存在、リリスを殺害することを宣言して立ち去ろうとします。
しかし、ここからが急展開ですが、このアンナは偽物(マダム・ホロス)で、突如エイワスが出現し、アンナの後頭部を突き刺します。エイワス曰く、エイワスはアレイスターに呼び出される以前に本物のアンナに呼び出され契約を結んでいたようです。偽物のアンナを殺す、という契約を。
そして、偽のアンナが使っていた肉体にアンナの魂を入れ、本物のアンナが復活します。
そのアンナの実力がとんでもないのですが、戯れにエイワスに軽々と膝をつかせるレベルです。
アンナの性格自体は悪性であるというよりは、ただ自分の興味関心の向くままに振る舞うタチのようです。この傍若無人の性格の持ち主がおそらく現在世界最強の戦力を秘めているのですから、手に負えない。
アンナは瀕死のアレイスターになど殊更の関心も払わず、第三の樹(一方通行とクリファパズル545)が近づいてくるのを感じて、戦闘による浪費を避けるために立ち去ります。

そしてアレイスターの元にやってきた一方通行。「成し遂げたな」とアレイスターは声をかけます。「君がいる世界は、私には手の届かなかったものだ」と。
一方通行は戦いが終わればアレイスターに復讐をするつもりでした。しかし、結局彼はそれをしませんでした。「優しくなったな、第一位」とアレイスターは呟きます。
そうしている間にも刻々と死が迫っているアレイスター。最後に

「統括理事長としての全権を預ける。残された皆のために、彼らが笑い合える正しい学園都市とやらを作ってやってくれ」

これはまた凄い展開になりましたね。
一方通行が遂に統括理事長。まあ確かに特定の条件下とはいえ、既に魔術界含めて世界トップレベルの戦力ですからね。トップレベルというか、力関係としては一方通行>魔神なので、トップと言ってもいいですかね。
いや、アンナがいました…
いずれにせよ学園都市のトップとしては申し分ないと言えるでしょう。
今後どのように運営していくのか非常に楽しみです。普通に私的利用とかしそうです笑

これにて最終章は終了です。一方通行は大成長を遂げ、コロンゾンは倒れ、世界の危機は去ったということで個人的にはひとまずめでたしです。しかしアレイスター、遂に倒れてしまいましたね。

 

と思いきや

 

あとがきのあと

アレイスター復活☆
なんと一方通行が引き剥がしたコロンゾンの肉体にアレイスターが宿る結果になりました。
死ぬことすら失敗する、さすが元統括理事長。
そしてコロンゾンの肉体に宿ることによって、永年の悲願であった「深淵」の先に、アレイスターもまた到達したようですね。
コロンゾンの思念もまだ残っているようで、それに対してアレイスターは問いかけます。

「分解されぬモノ、その奥で潜んでいたアレを貴様は一体どうするつもりだったのだ?」
「上条当麻、その右手の力だよ。アレはもう抑えきれんぞ」

その頃、上条当麻は必死に皆から遠ざかっていた。
このままでは皆を殺してしまう。その中身が再び現れれば、上条当麻の意志とは関係なく周りにいる全てを嬲り殺す。
コロンゾンに切断された右腕は再び接合したが、既に絶えず脈打っている。
絶叫しながら右腕を抑えて氷の大地を駆けるが、遂に重く弾ける音がして中身が現れます。
そのとき、遠くにいたアンナは微笑みます。

「この瞬間に間に合えて良かったわ」
「おはよう、幻想殺し。……そして神浄の討魔。貴様達には、世界は何色に見える?」

感想

ざっと物語を追って、思いましたが長い…。
しかし、とても面白かったです。
何より一方通行が超強化されたのはとても嬉しいです。
遂に魔神にも勝てるようになりましたね。魔術の副作用があるので満身創痍になってはしまいますが、クリファパズル545との絆も前巻に比べてもさらに強くなったのも最高でした。

とはいえ、何よりの問題は上条さんでしょう。
遂に中身が飛び出し、最後の最後には上条さんという錠前は吹き飛んだのではないでしょうか。
次巻の展開はどうなるのか。
いよいよラスボスのにおいのするアンナ=シュプレンゲルも登場し、物語の核心に迫っている雰囲気は漂っています。
非常に楽しみです!

コメント

  1. […] 三期を振り返ると、やはり駆け足だったなあというのは正直なところですね。禁書については原作斜め読み勢ですが、三期のカバー範囲はかなり広く、2クールでやるにはかなり無理をする形になるのは素人目にも分かり、製作陣もかなり頭を悩ませたのではないかと思います。個人的には一方通行のファンなので、暗部編をもっと手厚く見せて欲しかった、というわがままを言いたいですが、それでも動いている一方通行を2018-2019で見られたのは非常に嬉しかったです。一方通行の話でいうと、今回のお話からまたさらに精神的に成長する機会があり、そして現在の原作の進行では↓で書いたように科学と魔術を股にかけて、アレイスターを超える存在になるわけですが、「新約 とある魔術の禁書目録 (22)」を読んだ感想です […]

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